ぽん太の日記

ぽん太が多ジャンルに渡り、自分の思ったことを自由に書いていくブログ

迷惑な子供

クラスに1人は空気を読まないで、

ズカズカと人の心に踏み入ってくるやつっていますよね。

まさに、奴がそうでした。

仮にAとしましょうか。

 

Aの家は裕福で、

週のほとんどが習い事で、

なかなか同級生と遊ぶ時間もとれません。

そんなAのママは、いわゆる教育ママで、

Aの遊ぶ友達も、公立に入れておきながら、

「あの子の親は公務員だからオッケー」などなど、

選り好みしておりました。

私はしがない地方公務員の娘でしたが、

何故かAママのおめがねに適ったらしく、

遊ぶことを許されたのです。

 

毎日のように友達と遊べないAのことが、

私は不憫でなりませんでした。

私はAのことがそれなりに好きだったからです。

しかし、Aはクラスでは少し浮いた存在でした。

ジャージやジーパンなど、

汚れてもいい服装で登校する野生児たちの中、

バレエのために髪を伸ばして、

前髪までゆりあげているA。

スカートにタイツを履いて登校してくるA。

服装だけでなく、本が好きで、

知識をひけらかしてくるA。

だんだんA兄の影響で、ゲームやアニメに詳しくなっていくA。

 

とりあえずAは、私たちの中では、

普通ではありませんでした。

こだわりが強く、クラスで1番の博識で、

自分の感情に素直すぎて、周りを振り回してしまう。

彼女はそんな奴でした。

 

小学校の頃、こんなことがありました。

参観日、理科の授業でホウ酸と食塩を使ってスライムを作ることになりました。

調子乗りのAは、大量に食塩を舐めて、

「気持ち悪い」と体調不良に。

スライム作りどころではなくなり、

参観に来ていたお母さんと一緒に早退して行きました。

 

また違う日には、

クラスで揉め事があり、

ホームルームを使って、担任からのお叱りの言葉を受けていました。

ピリついた空気の中、

彼女は後ろの席なのをいいことに、

当時流行っていたミルキーペンを使おうとしていました。

しかしこのペン。

インクがとても固まりやすい。

そして彼女はペンを分解し、風圧をかけるために、

ミルキーペンのインク部分を口にくわえて、

思い切り吹くつもりが、

なぜか吸い込みました。

口の中がインクまみれとなり、

クラスは一気にパニックへ

もうなんで怒られていたのかさえ覚えていません。

 

うん。小学校時代だけでも、

だいぶ痛い女の子でした。

確かに、彼女のお母さんも異常だったと思います。

しかし、彼女もどっこいどっこいで、

変な子供だったのです。